しばらく投稿の間隔があきましたが、蔵の中には、どうしても言葉にしておきたい出来事や想いが、静かに積もり続けています。
この連載では、関谷醸造を形づくってきた小さな物語を、いくつか拾い上げてお届けします。なかには、以前どこかで触れたことのある方もいるかもしれません。けれど、それらは今の私たちを支えている“変わらない根っこ”のようなものです。
不定期の発信となります。あらためて、ゆっくり味わっていただければ嬉しいです。
1. 奥三河の水が、関谷醸造の味をつくる
関谷醸造のお酒を飲んだとき、「やわらかい」「すっと入る」「角が立っていない」と感じたことはありませんか。実は、その印象を大きく左右しているのが奥三河の水です。日本酒はその大部分を水が占める飲みもの。だからこそ、どんな水で仕込むかは、酒質そのものに深く関わってきます。関谷醸造の酒づくりを知るうえで、水の話は外せません。

本社蔵がある設楽町の仕込み水は、全国でも珍しい超軟水です。硬度は4前後。やわらかく、丸みのある酒質を生みやすい一方で、酵母の働きが穏やかになりやすく、発酵管理は決して簡単ではありません。だからこそ、蔵ではコンセプトに合わせて発酵設計を丁寧に行い、辛すぎず甘すぎず、やわらかく奥行きのある味わいを目指しています。搾りたてでもざらつきが少なく、口当たりがやさしいのも、この水ならではの魅力です。
一方、吟醸工房で使うのは、軟水に近い中硬水です。硬度は40前後。本社蔵とは対照的に、飲みごたえのある、しっかりとした味わいを目指した設計に向いています。同じ蔵元でも、水が違えば酒の表情はここまで変わる。二つの蔵を持つ関谷醸造は、その違いを個性として生かしているのです。
蔵を訪れた方が「空気も水もきれいですね」と驚かれることがよくあります。奥三河の自然は、ただ景色が美しいだけではなく、酒の味そのものになっています。次に一杯を口にするときは、ぜひ“この土地の水がつくっている味なんだ”ということも、一緒に思い浮かべてみてください。
ミュートしたユーザーの投稿です。
投稿を表示日本酒業界では「和らぎ水」と言われ、日本酒1:水1で飲むことを推奨しています。
体に負担を掛けず、美味しく呑めます。
奥三河の水は、他の地域よりおどろくほど、軟らかく、この水で造ったお酒は後味が本当に良いんです!!
この水は売ってはいませんが、近くにこの水に近い湧き水を汲めるところがあるので、
ぜひ蔵に行った際には、飲んでみてください!!
圓谷スタッフは、この水のおかげで、水の味が分かってしまうようになりました!!
それぐらい、分かりやすいです!!
それより、皆さん、日本酒を飲むときは「和らぎ水」を忘れずに!!