蔵企画

【終了レポート】日本酒講座 第三弾② 「香りを味わう—フレーバーとオフフレーバーを学ぼう」体験記

2025年7月26日、「香り」にフォーカスした日本酒講座が開催されました。 

皆さんは、日本酒を飲むときにどんな感覚を大切にしていますか?

まず鼻にスッと抜ける香り、そして口に含んだ瞬間の広がり…

 

 香りの印象は、味わいにも大きく影響しているんです。

 

今回の講座では、そんな“香りの不思議”を体感するために、日本酒づくりのプロも使う香りサンプルを嗅ぎながら、香味の世界を探求しました。

 

(お写真は同意をいただき掲載しております)

 

 

💭そもそも「オフフレーバー」って?

普段よく聞く“フレーバー”とは、バラや果物など、食べ物や飲み物に含まれる心地よい香りのこと。

それに対し“オフフレーバー”とは… 一言でいうと「ん?なんか変かも」と感じる“違和感のある香り”。生乾き、ガス臭、腐敗臭など、あまり嬉しくない香りたちです。

でもこれ、ただのイヤな匂いではありません。 日本酒の品質を見極める上で、ものすごく重要な「手がかり」になるんです。

 

 

📚講座の流れ:香りに“鼻で出会う”4ステップ

① 19種類の香りを一気に体験!

参加者はまず、酒類総合研究所が定義する19種類の香りを一つずつ嗅ぎます。 「鼻が曲がりそう」なものから、「懐かしさを呼び起こす香り」まで、バラエティ豊かなラインアップ!

最初は「鼻が混乱しそう…」という声もありましたが、それぞれに個性があり、だんだん特徴が見えてきます。

 

② 実際の日本酒4種類で唎酒

「このお酒の香り、どのサンプルに近い?」 舌だけでなく鼻でも味わいを探る唎酒タイムでは、参加者みなさん「うーん…ムズい!」と苦戦。

しかし答えが発表されると、「え、そうだったの!?」「なるほど!」と会場がざわめく場面も。

 

 

③ 感想を共有

香りを通して、参加者がそれぞれ感じたことを言葉に。 香りは記憶や感情に触れるもの。参加者同士の共感も生まれました。

 

④ 解説で香りの世界に深く潜る

最後は講師・遠山の解説で締め。 

技術や知識だけでなく、「自分の嗅覚に得意不得意があると知ること」「自分が美味しいと思える感覚」こそが大切だという言葉が心に残ります。

 

 

🍶体験を通して見えた「香りの向こう側」

今回の講座を終えて、「いつもの日本酒がちょっと違って感じられた」という声が続出。

「今までふわっと感じた香りが“吟醸香”って呼ばれてたんだ!」 「あの微妙な違和感が“オフフレーバー”って言うんだ!」など、視野がひろがる体験となりました。

 

 

🔍この講座、誰におすすめ?

日本酒は好きだけど、もっと深く味わいたい方

香りの世界に興味がある方

「味覚」より「嗅覚」で楽しむ新しい飲み方に興味がある方

👉しかも、プロも使う香り評価サンプルに触れられるなんて、いいですよね!

 

🌱最後に…

「香りはあまり気にしたことなかった」 そんな方にこそ届いてほしい講座でした。

鼻で味わう日本酒、ちょっと気になりますよね?

同じ内容で10月25日㈯15:30-16:30で開催します。

あなたも参加してみませんか。

 

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