よみもの蔵

【連載3】一年を通して酒を醸す  関谷醸造の挑戦

日本酒づくりというと、冬の寒い時期に行う「寒造り」を思い浮かべる方が多いかもしれません。実際、低温でゆっくり発酵させる日本酒は、寒い時期のほうが造りやすいとされています。

ところが関谷醸造では、ほぼ一年を通して長い期間、酒づくりを続けています。

これは単に仕込み期間が長いという話ではありません。

冷水管理ができる仕込みタンク、冷却・除湿・除菌ができる空調設備など、あたたかい時期でも品質を落とさず仕込める環境を整えているからこそ実現できることです。

搾って終わりではなく、お客さまの口に入るまでが製造工程。そんな考え方が、設備投資や管理の細やかさにつながっています。


一年を通して酒を造れるということは、それだけ多くのお客さまに飲んでいただけているということでもあります。需要があるからこそ仕込みが続き、その期待に応えるために品質も守り続ける。その循環が、関谷醸造の現在地を支えています。


冬の蔵には冬の良さがありますが、関谷醸造の酒づくりは季節だけに頼りません。

技術と設備、そして造り手の目と手で、時期を超えて品質を守る。そこには“伝統を守るために変わり続ける”という蔵の姿勢の表れでもあります。

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